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2025.12.03

便秘・下痢を改善する食事法|海藻類と腸内環境の深い関係

愛媛県松山市唯一の腰痛・坐骨神経痛専門整体院
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お通じの悩みは、多くの方が抱えている問題です。特に便秘でお困りの方に、今日は効果的な改善法をお伝えします。


便秘改善の鍵は「海藻類」にあり


便秘でお悩みの方には、海藻類を積極的に摂ることをおすすめします。ワカメ、昆布、ひじき、もずく、海苔など、日本の食卓には馴染み深い食材ばかりです。


なぜ海藻類が便秘に効果的なのでしょうか?


それは、海藻類に豊富に含まれる食物繊維が、腸内細菌の大切なエサになるからです。腸内細菌が活発に働くことで、腸内環境が整い、自然なお通じが促されます。


海藻類を食べる時の2つの重要な注意点


ただし、海藻類を食べる際には、2つの重要な注意点があります。この2つを守らないと、せっかくの効果が半減してしまいます。


注意点①:よく噛むこと

海藻類を食べる時は、必ずよく噛んでください。「よく噛む」とは、一口30回以上が目安です。


噛まないとどうなるのか?消化が促進されず、腸での消化吸収がうまく働かなくなってしまいます。大きな塊のまま腸に届いても、栄養素を十分に吸収できないのです。


よく噛むことで、唾液の消化酵素が働き、食物繊維が適切に分解されます。これにより、腸内細菌がしっかりとエサを摂取でき、腸内環境が改善されるのです。


また、よく噛むことで満腹中枢も刺激され、食べ過ぎの防止にもつながります。


注意点②:植物油を摂らない

海藻類を食べる際、同時に植物油を摂らないようにしてください。これは意外と見落とされがちなポイントです。


なぜ植物油がNGなのか?油は腸の壁をコーティングしてしまい、せっかくの栄養素が吸収できなくなるからです。


例えば、海藻サラダにドレッシング(植物油)をたっぷりかける、ひじきの煮物を揚げ物と一緒に食べる、といった組み合わせは避けましょう。


海藻類は、シンプルに味噌汁の具材として、酢の物として、あるいはそのまま食べるのが最も効果的です。


下痢気味の人は「乳製品」を完全に止める


一方、下痢気味でお悩みの方には、別のアドバイスがあります。


もしあなたが乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ、バターなど)を日常的に摂取しているなら、一週間完璧に止めてください。


「完璧に」がポイントです。少しでも摂ってしまうと、効果が見られません。コーヒーに入れるミルク、料理に使うバター、すべてを一旦ストップします。


多くの場合、症状がほとんど改善します。これは、日本人の多くが乳糖を分解する酵素が少なく、乳製品が腸に負担をかけているためです。


一週間試してみて、症状が改善したら、乳製品があなたの下痢の原因だったということです。


食で体は確実に改善する


「食べたもので体は作られる」とよく言われますが、まさにその通りです。お通じの問題も、薬に頼る前に、まず食生活を見直すことで大きく改善できます。


便秘なら海藻類を正しく摂取し、下痢なら乳製品を止める。たったこれだけで、長年の悩みが解消することも珍しくありません。


継続することが大切


食事改善の効果は、数日で実感できることもあれば、2〜3週間かかることもあります。大切なのは、正しい方法で継続することです。


体質改善は一朝一夕にはいきませんが、確実に体は応えてくれます。


お通じの問題は体からのサイン


便秘や下痢は、体からの重要なサインです。「腸は第二の脳」と呼ばれ、免疫機能の70%が集中している臓器。腸内環境を整えることは、全身の健康につながります。


お通じの悩みでお困りの方は、今日からぜひ実践してみてください。そして、食事だけでは改善しない場合や、他の症状を伴う場合は、専門家にご相談ください。


私たちは、食事指導も含めた総合的なアプローチで、あなたの健康をサポートします。
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